不動産投資の規模を拡大して収益に繋げるためには、融資をしてくれる銀行を開拓することは欠かせません。
せっかく投資額を回収して黒字にできそうな物件を見つけも、融資してくれる銀行がなければ、そもそも購入することもできないからです。
しかも、融資してくれる銀行を探すのに手間取っているうちに、ライバルに先を越されてしまった、というケースも考えられます。
そのために、不動産投資用の物件を買うときの融資先銀行を開拓するための方法をお伝えします。
融資してもらえる銀行を開拓する方法①融資エリアと得意分野を確認する
まずは、銀行が決めている融資エリアを把握しておくことが大事なポイントです。
地方銀行は本店と支店があるエリアにしか融資をしないケースが多いので、たとえば買いたい物件が大阪なのに東京の地方銀行に相談を持ちかけたら、無駄足になってしまうこともあります。
また、銀行によって得意分野や力を入れている分野は違っているので、融資エリアに加えて、買いたいと思っている物件がどの銀行に向いているのかを調べておきましょう。
融資してもらえる銀行を開拓する方法②物件の収益性を示す
銀行に融資の相談に行くときは、物件についての資料は欠かせません。
立地などの物件の基本データはもちろん、予定している賃料や共益費、入居者のイメージなどがまとめられたもの。
また、投資用不動産に見込まれる収益性などを客観的に説明できるツールがあると、融資の相談も円滑に進むでしょう。
買いたい物件の収支予測なども示せると、なお良いでしょう。
さらに近年の市場のニーズに合わせて、中古より新築、アパートよりもマンションの方が融資評価を得やすくなるので、覚えておくと役に立つでしょう。
融資してもらえる銀行を開拓する方法③不動産会社にたずねる
シンプルですが、買いたい物件を扱っている不動産会社に、買いたい物件がどの銀行に向いているのかをたずねるのも有効です。
自分自身で融資先を開拓するのと並行して、不動産会社とよく連携を取るのも良いでしょう。
融資してもらえる銀行を開拓する方法④自分自身の信頼性を示す
意外とおろそかになっているのが、自分自身の信頼性を客観的に高くみせることです。
銀行は、借主の社会的立場や経済状況をふまえて融資するしないを決めているので、客観的に「この人は信頼できそうだな」と思わせるように準備しておきましょう。
会社に勤めているのであれば、勤務先、勤務年数、年収などに加えて、退職金の予定額も伝えることが大切です。
さらに自己資金として用意できる資産の額、現在所有している不動産、家族の収入、相続予定の金融資産、保険の解約返戻金なども伝えると、銀行側からの印象が良くなるでしょう。
まとめ
不動産投資の規模を拡大させるためには、自分自身で融資してくれる銀行を開拓することが欠かせません。
ライバルに先を越されないためにも、買いたいと思う物件があったらスピーディーに動けるよう、普段から融資をしてくれる銀行を開拓するための時間を確保しておくのがおすすめです。
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