投資用マンションを所有していると「携帯電話の基地局を設置させてもらえませんか？」と携帯電話キャリアから相談があることもあります。
何となく設置すると電波も良くなるし、害もなさそうなので協力してもいいかな、と考えがちですが具体的には設置するとどうなるのでしょうか？
投資用マンションに携帯電話の基地局を設置すると？
携帯電話の基地局を設置すると、携帯電話キャリアから毎月屋上の使用料が毎月入金されます。
一般的には月に5万円から8万円ほどで、年間の収益にすると60万円から96万円になるので大きいですね！
設置することでこれだけ増収できるのは家賃を上げることが難しい投資用マンション経営において非常にありがたいことです。
デメリットとしては電波による健康障害を懸念する人が退去したり、敬遠されることもあるかもしれません。
しかし、基地局は国が規定している安全レベルを遵守し、人体への影響はないことを説明すれば大きな問題にはならないと思われます。
投資用マンションに基地局を設置する方法
基本的に携帯電話キャリアからの基地局設置のお願いがない限り、自分から進んで設置することはできません。
しかし、内情に詳しいキャリア下請けの施工会社から情報を聞いたり、直接、携帯電話キャリアに問い合わせたりすることで話があるかもしれません。
いずれにせよ、携帯電話キャリアによる電波網の強化の計画と、所有している投資用マンションの立地が合わなくては設置の依頼はあり得ないでしょう。
また、投資用マンションの屋上に基地局設置のためのスペースがあることも大前提ですね。
基本的に基地局は周辺環境の変化や新たな設置により、所有物件のものから撤去されることがあります。
永続的に設置されるものではないので、基地局を設置したからといって、それありきの収支計画は立てないほうが良いといえます。
これから所有物件に基地局を建てる前提のお話でしたが、もし購入しようとしている投資用マンションが基地局ありきの収支でしたら気をつけましょう。
基本的には賃料収入での収支計算が投資用マンション経営の基本であり、基地局の収入は臨時収入として検討すると良いと思います。
まとめ
基地局は携帯電話の電波網を強化する目的で建てられ、建てることで投資用マンションの屋上の使用料が毎月入金されます。
建てる方法は携帯電話キャリアからの依頼のみですが、自分で調べて施工店などから情報を得ることで基地局候補地などを調べる方法もあるそうです。
投資用マンション運営において収入の増大は有り難いですが、基地局は撤去されることもあり、ずっと続くものでもありません。
基地局に頼らない収支計画を検討して運営することが重要です。
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