名古屋環状2号線が2020年に全線開通し生産性向上効果から、そのストック効果が期待されています。
西南部区間の約12kmがつながることにより、リング状にようやく道路が完成する見通しです。
これまでに開通した区間では、中京都市圏への経済効果として3兆8,000億円の試算が約30年間の累積で2017年8月22日に発表されています。
(参照:MUFG三菱UFJリサーチ&コンサルティング「環状2号線の開通による経済効果」より)
全線開通によりさらなる経済効果が見込まれている、名古屋環状2号線についてみていきましょう。
名古屋環状2号線が2020年に全線開通
名古屋環状2号線は、名古屋西JCT~飛島JCT区間の工事が2020年に完了して全線開通する予定です。
自動者専用道路である名古屋市2号環状線・伊勢湾岸自動車道と国道302号線が併設しており、都心から半径10km圏内を走っています。
名古屋市を中心として伸びる名古屋高速道路や幹線道路とも連結しているので、交通の分散や経済活動の発展が寄与されていますよ。
また、延長約66kmの環状道路は、名古屋市の経済を支えるインフラストックとして、今後はさらにその役割を担っていくことでしょう。
名古屋環状2号線の開通によるストック効果
名古屋環状2号線の開通によって、名古屋港への物流が大きく変わろうとしています。
名古屋港飛島ふ頭でコンテナターミナルが整備されたので、海外向けの自動車部品のコンテナ貨物が訳20年で約3倍の取扱量になり、1日2往復でコンテナが運ばれています。
事業中の名古屋西JCTから飛島JCTがつながることによって、回旋数を3往復に増加させる予定です。
また、航空旅客機ボーイングの増産や新規製造も見込まれており、国産旅客機MIJの開発も後押しして、航空産業の物流量も伸びる予定です。
中部地区における航空宇宙産業の生産高は年々上昇しており、今後もさらなる発展が期待されています。
名古屋環状2号線は臨海部と内陸部の輸送を高めることが予想されているので、定時制や速達性の確保によって地域産業の活性化が見込まれるでしょう。
試算によると2026年までのトータル82年間での経済効果は約10兆2千億円に達するそうですよ。(参照:同上)
まとめ
名古屋環状2号線の開通は、中京都市圏の経済を活性化させ、経済成長率の増加も見込まれています。
今後完成予定の名古屋西JCT周辺は、今後、さらなる発展が見込まれるエリアです。
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