不動産投資を行うにあたって、土地の路線価を調べることは非常に重要です。
先日、7月1日に最新の路線価が公表されましたが、名古屋市の路線価はどのように変化したかをまとめました。
不動産投資に重要な名古屋の路線価:土地の評価額と将来性の関係
不動産投資で成功するためには、土地の将来性を見込む必要があります。
購入する場合には物件が値上がりするか、賃貸物件であれば空室率を抑えるほどの需要があるか、という視点が必要です。
特に事業用や商業施設などのビルテナント投資物件に関しては、その立地やアクセスの良さによって需要を判断しなければなりませんが、土地の将来性といっても、素人が簡単に見極められるものではありません。
そこで1つの指標として、路線価とういうものがあります。
路線価とは、地方自治体が3年に1回更新する固定資産税路線価と、毎年国税庁が相続や贈与の計算に用いる相続税路線価があります。
固定資産税路線価は固定資産税などの評価額算出に、相続税路線価は相続税の評価額算出に利用されるものです。
そして、この路線価が高い、もしくは高止まりをしている土地に関しては、国が今度も価格の極端な下落を見込んでいないといえるのです。
路線価を見てみると、道路を1つまたいだだけでも、土地の価格に大きな差があるため、その土地に需要がどの程度があるかを確認するための材料としては、非常に参考になります。
不動産投資に重要な名古屋の路線価:名古屋市エリアについて
さて、7月1日に発表された最新路線価においては、名古屋市の繁華街である中区栄の地価上昇が顕著でした。
栄は前年の13.3%に比べ、23.5%ほどの上昇率を誇りました。
これは、老舗百貨店「丸栄」跡地に建設予定の商業施設や、中日ビルの建て替えなど、再開発が相次いでいることが起因といえるでしょう。
久屋大通り沿いについても17.8%の上昇率があり、栄タワーヒルズなどの大型マンションが建ち始めていることから、人が集まる場所として需要を見込まれているといえます。
また、熱田区金山地区についても21.9%の上昇率があり、名古屋鉄道や市営地下鉄など多くの路線が通る金山駅の利便性の高さが注目されています。
なお、中村区の名古屋駅前については、上昇率は前年から鈍化していますが、こちらは大型施設の開業が一服したことを起因とするものでしょう。
今後はリニア新幹線の開業も控えているため、まだまだ需要が見込める土地であることには変わりがありません。
まとめ
最新の路線価では、名古屋市の路線価上昇は総じて好調だったといえるでしょう。
事業用や商業施設などのビルテナント不動産投資においては、路線価からも有効な地区であることが証明されているのです。
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