テナントビルを購入して、不動産投資を行おうと考える人も多いですよね。
その場合、テナントに飲食店を入れることも考えているかもしれません。
今回はそんなテナントビルのオーナー様に向けて、飲食店を入居させるときに気をつけるべき注意ポイントをご紹介します。
テナントビルに飲食店を入れるときに注意すべきこと①
まず、自己所有する(または自己所有しようとする)テナントビルの建物の用途について、確認しておきましょう。
建物を新築するときに、飲食店の入るビルとして申請されていない場合、飲食店と契約、入居してもらうことは叶いません。
もしどうしても飲食店をテナントにしたい場合は「用途変更」の手続きをとる方法もあります。
ただ、さまざまな検査や専門的な知識に基づく手続きが必要となって、費用も時間もかかるため、あまり現実的とはいえないでしょう。
テナントビルに飲食店を入れるときに注意すべきこと②
さらに、飲食店の入居で大きなポイントとなるのが、ライフライン系の設備です。
例えば、電気やガスです。
飲食店となるとエアコンや冷蔵庫、調理器材などが導入されるので、大きな電力量が必要とされます。
本格的な調理をする中華料理店などでは、ガス管の口径を一定以上にする必要も出てきます。
さらに、排水についても注意しておきたいポイントです。
油は産業廃棄物として適切に処理するよう定められているとはいえ、飲食店によっては配水管に流してしまうこともあります。
そうした行為が続けば、配水管の内部に油が固まって不具合が起こることがあるので、契約の際に確認するなどしっかりと対策しておかなければなりません。
テナントビルに飲食店を入れるときに注意すべきこと③
またテナントビルに食品を扱う飲食店が入るとなると、衛生面も注意点です。
食品の管理や破棄の仕方によっては害虫やカラスなどのトラブルを招きかねません。
また焼肉など臭いのある飲食店の場合、排気についても近隣とトラブルになりやすいポイントです。
「排気ダクトの位置はどうなっているか?」など、テナントビルの設備によって対応できるテナントを選ぶ必要がありそうですね。
また立地によっては、飲食店の営業時間も気になるところですよね。
住宅街に近いテナントビルだと、飲食店を出たお客様の話し声などが苦情の原因にもなりかねません。
まとめ
食事メニューの少ないカフェから、酒類を出す居酒屋まで、飲食店と一口に言ってもその形態はさまざまです。
できるだけ円満に長く入居してもらうためにも、テナントとなる飲食店との契約では、これらのことをよく確認しておくことをおすすめします。
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