今まで経験したことのない、超低金利時代となっている現在。
これ以上、金利が下がらないほどのマイナス金利に突入しているということは、今後、金利は急激とは言わないまでも、上昇傾向にあると予測されます。
不動産投資家にとってそうした金利上昇リスクには、常に備えていたいものです。
今回は、これから不動産投資を始めようと考えている人に向け、不動産投資家にとっての金利上昇リスクとその対策、物件の利回りについて分かりやすくご紹介します。
将来的な金利上昇による不動産投資のメリットとデメリット
金融機関からの貸付を受けて物件を購入し、賃料によってアパートや賃貸マンション経営をする場合、金利が上昇すると当然、返済額が増えて負担が大きくなります。
例えば3,000万円の物件を金利2%、35年ローンで購入すると金利分は約1,200万円になります。
この金利が、もしも2%から3%に上昇した場合、金利分の返済額が約600万円も上がってしまいます。
しかし金利が上がるということは、物価が上がるということです。
物件の賃料が上がり、利回りもその分よくなると考えられます。
金融機関も、もちろんそうした物件のリスクと利回りを考えて審査・融資を実行しているので、返済額の上昇をデメリット、賃料・利回りの上昇をメリットと考えれば、ほぼリスクは相殺されるはずです。
もちろん、物件によっては赤字になることもありますし、逆に物件自体の価値が上がって、よりよい条件で売却することも可能です。
要は物件の魅力度によって、そのリスクの大きさも変わってくるということです。
金利上昇リスクに備えて不動産投資家はどう行動するべき?
では、そうした金利上昇リスクに備えて不動産投資家がするべき対策とは、どんなものがあるでしょうか?
まずは市場の変化にアンテナを張って、その動向を観察することが大切です。
消費税アップや東京オリンピックなど、大きな変化やイベントなど、金利上昇のヒントとなる出来事から不動産市況がどんな動きをするのか、常に予測を立てて先手を打つことが重要です。
日頃からキャッシュフローを貯めて金利上昇に備え、さらにいざ金利上昇したときに、それ以上の利回りを生み出す物件を見極め、金利上昇の前に手に入れることを心がけましょう。
まとめ
不動産投資の決め手は、やはり魅力的で利回りのよい物件を探すことです。
そういった対策をしておけば、たとえ金利上昇の時代を迎えても、慌てることなく利益を上げ続けることができるでしょう。
いろいろな物件を見て、時代の動きを察知して、金利上昇リスクに動じることのない物件探しから、不動産投資の第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
株式会社T-ESTATEでは、名古屋市を中心に商業ビルなど不動産投資物件をご紹介しております。