株取引において、同一銘柄だけを購入するのではなく、いくつかの銘柄を購入するのがリスクヘッジになるように、不動産投資でも、リスクを分散させるのが定石です。
ここでは、不動産投資において分散投資をするメリットは何か、そして分散投資にはどのような方法があるのかをご紹介します。
不動産投資のリスク減に!分散投資のメリットとは?
不動産投資において第一に考えられるリスクは、空室が続いてしまうことです。
入居者が見つからないままだと家賃収入が得られず、物件を購入するためのローンの支払いや維持費用だけがかかってしまうことになります。
分散投資をすると、1つの物件で空室が発生したとしても、ほかの物件で家賃収入をカバーできるのが最大のメリットです。
不動産投資のリスク減に!分散投資の方法とは
不動産投資でリスクを分散させるためには、大きく3つの方法があります。
もっともポピュラーなのが、同じエリアで集中して投資用物件を購入するのではなく、複数のエリアに分けて購入するという方法です。
こうすれば、1つのエリアの価値が急落したとしても、ほかのエリアにある物件でトータルの収益をカバーできるでしょう。
見込みのある駅の北口と南口に分散させたり、国内に限らず、海外にも物件を分散させたりするのもおすすめです。
次に、投資用の物件の購入タイミングを分散させる方法。
たとえば、ショッピングモールが近くにできたことを理由に、その周辺の物件をいくつか集中して購入したとします。
しかし、そのショッピングモールが撤退でもすれば、その周辺の物件の価値は下がってしまうので、購入した物件の運用が一気に難しくなってしまうでしょう。
周辺環境は常に変わるということを念頭に置いて、よほどの「勝てる理由」がない限りは、焦らずに、状況を見ながら何年かかけて購入していくようにしましょう。
そして、同じ間取りばかり集中して購入せず、それぞれ違った間取りの物件を選ぶというのも方法の1つです。
同じエリアで、たとえばファミリー向けに2LDKの物件、一人暮らしの人向けに1LDKの物件を購入するという方法です。
この方法は、複数のターゲットに対してアプローチできるだけでなく、周辺環境が変わってそのエリアに住む人の属性が変わったときのリスクヘッジになります。
購入する物件の築年数もずらすと、修繕のタイミングも異なってくるので、物件の修繕時期が重なって修繕費用がかさむという事態を避けられるでしょう。
まとめ
不動産投資において分散投資をすることの大きなメリットは、何らかの理由で1つの物件に空室が出ても、ほかの物件で収入をカバーできることです。
分散投資の方法は見てきたように何パターンかあるので、自分に合った方法を選ぶようにしてください。
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