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収益物件売却で後悔しない|タイミング・税金・相続対策まで1棟専門が解説

長年運営してきた1棟アパート・マンション。

「子どもに負担をかけたくない」

「管理がきつくなってきた」

「そろそろ手放すタイミングかもしれない」

そんな想いを抱えながらも、いざ売却となると不安が次々と浮かんできます。

実は、収益物件の売却で損をせず、後悔しないためには、「いつ売るか」「費用と税金はいくらか」「入居者がいる物件はどう扱うか」「高く売るコツは何か」という4つのポイントを押さえることが欠かせません。

この記事では、1棟収益不動産の売却を検討されている方に向けて、基本知識から高値売却の戦略、相続対策としての生前売却まで、実践的な情報を網羅的にお伝えします。

この記事でわかること
  • 仲介と買取の違い、メリット・デメリット、売却の流れ
  • 高く売れるタイミングの見極め方と、費用・税金の計算方法
  • 査定額を最大化する5つの具体的な戦略
  • 入居者がいる物件を売る際の法的注意点とスムーズな手続き
  • 生前に売却して相続トラブルを防ぐ方法

収益物件を売るには?仲介・買取・流れの基本を知ろう

収益物件を売却する方法は大きく「仲介」と「買取」の2種類に分かれます。それぞれの違いを理解し、メリット・デメリットを比較した上で、ご自身の状況に合った方法を選ぶことが、納得のいく売却の第一歩です。

仲介と買取、どちらを選ぶべき?違いを比較

仲介

仲介は、不動産会社に買主探しを依頼する方法です。買主は個人・法人等の第三者で、市場価格で売れる可能性が高い一方、買主が見つかるまでには一般的に3〜6ヶ月程度かかります。売却が成立すると、仲介手数料(上限: 売却価格の3% + 6万円 + 消費税)が発生します。

買取

買取は、不動産会社が物件を直接買い取る方法です。数日〜数週間で現金化できるのが最大のメリットです。ただし、再販利益が考慮されるため、買取価格は相場の6〜8割程度になる傾向があります。仲介手数料は不要で、契約不適合責任が免除されることが一般的です。

どちらを選ぶべきか

高く売りたいなら仲介、早く売りたい(スピード重視)なら買取が向いています。

T-ESTATEでは、まず仲介による高値売却を目指し、必要に応じて買取にも柔軟に対応しています。お客様の状況や優先事項をヒアリングした上で、最適な方法をご提案しますので、どちらが良いか迷っている方もお気軽にご相談ください。

売却するメリット・デメリットは?

収益物件を売却すべきか迷っている方に向けて、売却によって得られるものと失うものを整理しました。

売却のメリット

  • まとまった現金が手に入る
  • 管理業務から解放される
  • 相続対策として資産を現金化できる

売却のデメリット

  • 毎月の家賃収入がゼロになる
  • 譲渡所得税など税金・費用負担が発生する
  • 物件価値が伸びる前に手放す機会損失の可能性がある

それぞれ詳しく見ていきましょう。

売却のメリット

①まとまった現金が手に入る

物件を手放すことで一括で大きな資金を確保できます。ローン完済や次の投資資金、老後資金に充当できるため、経済面での選択肢が広がります。

②管理業務から解放される

空室対応や修繕・クレーム処理といった管理業務から解放され、精神的な負担が大きく軽減されます。「物件を売却して肩の荷が下りた」との声も多く聞かれます。

③相続対策として資産を現金化できる

不動産をそのまま遺すと分割や管理が難しく「負動産」化するリスクがありますが、現金で残せば公平に分けやすく、相続トラブルを防げます。

売却のデメリット

①毎月の家賃収入がゼロになる

安定的なインカムゲインを手放すことになります。売却益を他で運用しない限り、将来のキャッシュフローが減る点はデメリットです。

②譲渡所得税など税金・費用負担が発生する

5年超保有で税率約20%、5年以下なら約39%の課税となるため、思ったより手取り額が目減りするケースもあります。事前の試算が重要です。

③物件価値が伸びる前に手放す機会損失の可能性

市況によっては物件価値が更に伸びる可能性もあり、売却のタイミング次第では機会損失となる場合もあります。ただし市況の読みは難しく、「適切な利ざやで確定する」のも一つの戦略と言えます。

基本的な売却の流れ

収益物件の売却手順を、7つのステップで分かりやすく整理しました。

【ステップ1】査定の依頼(所要期間:1〜2週間)  

 ↓ 複数社に査定を依頼し、適正価格を把握  

【ステップ2】媒介契約の締結  

 ↓ 信頼できる不動産会社と正式に契約  

【ステップ3】物件資料の準備・販売活動開始(所要期間:3〜6ヶ月)  

 ↓ レントロール、収支報告書、契約書類等を整備  

 ↓ ※賃貸中物件は共用部分のみの内見が中心  

【ステップ4】購入希望者による検討・内見  

 ↓ 購入申込後に物件調査を実施するケースも  

【ステップ5】条件交渉・売買契約締結  

 ↓ 双方合意で契約を締結し、手付金を受領  

【ステップ6】残代金決済・物件引き渡し  

 ↓ ローン一括返済、抵当権抹消、所有権移転  

【ステップ7】確定申告・納税(翌年2〜3月)    譲渡所得税を申告・納付して完了

ポイント:賃貸中の場合の注意点

入居者の生活を優先するため、内見は主に共用部分のみで実施されるか、購入申込後に物件調査をする形が多くなります。そのため、正確な資料提供が非常に重要です。レントロールや収支報告書、修繕履歴などを事前に整備しておきましょう。

いつ売れば高く売れる?費用・税金・入居者対応の注意点

収益物件の売却を成功させるには、適切なタイミングの見極めと、費用・税金の正確な把握、そして入居者対応の法的注意点を理解することが欠かせません。

高く売れるタイミングは?5つの売り時を解説

売り時を見極めることは、売却成功のカギです。不動産市況や物件の状況を踏まえ、以下の5つのタイミングが特におすすめです。

  • 大規模修繕の前
  • 減価償却が残っているうち
  • 市場価格が上昇しているとき
  • 満室稼働中(高入居率)
  • 保有期間が5年を超えたとき(長期譲渡の適用)

それぞれ詳しく見ていきましょう。

①大規模修繕の前

築10〜15年周期で必要となる大規模修繕。実施前に売却すれば多額の費用負担を回避できます。「次の大規模修繕まで○年」という段階なら、一度査定をご検討ください。

②減価償却が残っているうち

耐用年数を超えると帳簿上の減価償却ができなくなり、節税メリットが減少します。

  • 木造アパート(耐用年数22年): 築20年前後
  • 鉄骨造・RC造(耐用年数47年): 築40年超

 

③市場価格が上昇しているとき

不動産市場が活況で売り手市場になっている局面では高値売却が期待できます。市況を見極めながら、適切なタイミングでの売却をご検討ください。

④満室稼働中(高入居率)

物件が満室で安定収入が出ている状態は、購入検討者にとって魅力的です。購入後すぐ家賃収入が得られるため、買主が見つかりやすくなります。

⑤保有期間が5年を超えたとき(長期譲渡の適用)

不動産を5年超保有していれば「長期譲渡所得」として税率約20%が適用されますが、5年以下だと「短期譲渡所得」として約39%の高税率になります。譲渡年の1月1日時点で判定されるため、売却日を見誤らないよう注意が必要です。

売却にかかる費用と譲渡所得税の計算

主な売却費用

  • 仲介手数料: 売却価格の3% + 6万円 + 消費税(例: 5,000万円なら約170万円)
  • 抵当権抹消費用: 1〜3万円(司法書士報酬含む)
  • 譲渡所得税・住民税(個人): 譲渡益の約20%(長期)または約39%(短期)
  • その他: 印紙代、測量費、解体費等

譲渡所得税の計算例

売却価格5,000万円、購入価格3,000万円(減価償却後2,500万円)、諸費用200万円の場合:

譲渡益 = 5,000万円 – 2,500万円 – 200万円 = 2,300万円譲渡所得税(長期)= 2,300万円 × 20% = 約460万円

手取り額は事前に計算し、税理士にも相談しておくことをおすすめします。

入居者がいる物件を売却する際の法的注意点

オーナーチェンジ(入居者付き)での売却が基本

賃貸中の物件は、賃借人の権利を保護するため、入居者を退去させず「オーナーチェンジ物件」として売却するのが基本です。投資家にとっては即日から家賃収入が得られるメリットがあります。

入居者への通知は必須

売買契約が成立したら、入居者に対して「オーナーが変わること」「家賃振込先が変わること」を書面で通知する必要があります。事前の同意は不要ですが、不安を与えないよう丁寧に説明しましょう。

敷金・保証金の精算

敷金や保証金は新オーナーに引き継がれます。預かり分を正確に申告し、決済時に新オーナーへ移管します。

査定額を最大化する5つの売却戦略|オーナーが知るべきコツ

収益物件・事業用不動産を「高く・早く・安心して」売却するためには、戦略的なアプローチが欠かせません。特に1棟アパート・マンションのような大型物件は、買主層が限定されるため、専門的な販売戦略が必要です。

具体的には、以下の5つの戦略を押さえることで、査定額を最大化できます。

  • 複数社に査定を依頼し、適正価格を把握する
  • 満室又は高入居率の状態で売却する
  • 物件の見栄えと資料整備を徹底する
  • 豊富な顧客ネットワークを活用する
  • 収益物件・事業用不動産に強い不動産会社に依頼する

それぞれ詳しく解説します。

①複数社に査定を依頼し、適正価格を把握する

必ず3社以上に査定を依頼しましょう。1社だけでは相場の把握が不十分で、安値で手放すリスクがあります。各社の査定根拠を比較し、説得力のある提案をしてくれる会社を選びましょう。

②満室または高入居率の状態で売却する

空室が多いと査定額は大幅に下がります。できるだけ満室に近い状態で売り出すのが高値売却の鉄則です。売却を決めたら、まず空室募集に全力で取り組み、「安定稼働物件」として売り出せる状態を作りましょう。

③物件の見栄えと資料整備を徹底する

購入検討者は物件の外観・共用部を必ずチェックします。草刈り、清掃、照明・看板の修繕など、第一印象を良くする対策は必須です。また、レントロール(賃貸借一覧表)、収支報告書、修繕履歴、契約書類など、物件の詳細を示す資料を正確に整備しましょう。

④豊富な顧客ネットワークを活用する

購入検討者が多ければ多いほど、高値で売れる可能性が上がります。T-ESTATEは、全国5,000件超の法人・投資家等の顧客ネットワークを持ち、売主様の意向に合った最適な購入検討者をスピーディーにご紹介できます。「誰にも知られず売却したい」というご要望にも対応しています。

⑤収益物件・事業用不動産に強い不動産会社に依頼する

1棟アパート・マンションの売却は、区分マンションとは全く異なる専門知識と販売ルートが必要です。T-ESTATEは一棟収益不動産に特化しており、1棟アパート・マンションの売却の実績と経験が豊富です。「1棟特化」だからこそ、オーナー様の状況に合わせた最適な提案と、納得のいく取引をサポートできます。

相続対策としての収益物件・事業用不動産売却|子どもに資産を円満に引き継ぐ方法

「子どもに迷惑をかけたくない」という想いから、生前に収益物件・事業用不動産を売却し、現金化して引き継ぐ選択をされる方が増えています。

なぜ収益物件・事業用不動産は相続時の負担になるのか

①物件の分割が困難

現金と違い、不動産は物理的に分けられません。相続人が複数いる場合、共有名義にするか、誰か一人が相続して他の相続人に代償金を支払うか、揉めるケースが多発します。

②管理・運営の負担が子世代に移る

入居者対応、修繕、空室リスク、税金申告など、親世代が担ってきた業務を子世代が引き継ぐことになります。子世代が不動産経営に不慣れだと大きな負担になります。

③「負動産」化のリスク

築古・空室増・修繕費増により収益性が悪化している物件は、相続しても持て余すだけで「負の遺産」になりかねません。

生前売却で実現する円満な資産承継

①現金で残せば公平に分けやすい

売却して得た現金は、相続人に公平に分配できます。「不動産を誰が相続するか」で揉めることがありません。

②子どもに管理負担をかけない

親が元気なうちに売却手続きを完了させれば、子世代は管理や売却の苦労を一切背負わずに済みます。

③税理士・専門家と連携した最適な相続プラン

生前売却時には、相続税・譲渡所得税のシミュレーションを税理士と行い、最も税負担の少ないタイミングを見極めることが重要です。売却後の資金活用方法(生前贈与、生命保険加入など)も含めた総合的なプランを立てましょう。

T-ESTATEの相続対策サポート

T-ESTATEでは、収益物件・事業用不動産物件の売却だけでなく、相続を見据えた総合的なサポートを提供しています。

  • 税理士・弁護士など専門家との連携
  • 売却時期と方法の最適提案
  • 「誰にも知られず売却したい」というご要望への対応

「子どもに負担をかけたくない」という親心を大切にし、円満な資産承継をお手伝いいたします。

まとめ|後悔しない収益物件売却へ、まずは専門家に相談して、安心を手に入れましょう

収益物件・事業用不動産を後悔なく売却するには、「適切なタイミングで売る」「費用と税金を正確に把握する」「複数社査定で適正価格を見極める」「満室状態で売却する」「収益物件・事業用不動産に強い不動産会社に依頼する

」という5つのポイントを押さえることが重要です。

特に、大規模修繕前や保有5年超のタイミングを狙い、豊富な顧客ネットワークを有する不動産会社に依頼すれば、高値売却の可能性が格段に高まります。

また、「子どもに迷惑をかけたくない」という想いをお持ちの方には、生前に売却して現金化することで、相続トラブルを防ぎ、円満な資産承継が実現できます。

収益物件の売却は、人生における大きな決断です。

「いつ売るべきか」「税金はいくらかかるのか」「高く売る方法は何か」「子どもに負担をかけずに相続するには」

こうした不安を一つひとつ解消し、納得のいく売却を実現するためには、専門的な知識と豊富な実績を持つパートナーが欠かせません。

この記事のポイント
  • 仲介と買取の違いを理解し、状況に合った方法を選ぶ
  • 大規模修繕前、保有5年超、満室時など、高く売れるタイミングを見極める
  • 複数社査定、満室維持、物件資料整備、豊富な顧客ネットワーク活用できる不動産会社への依頼という5つの戦略で査定額を最大化する
  • 生前に売却して現金化すれば、子どもへの円満な資産承継が実現できる

T-ESTATEは、名古屋エリアの収益物件・事業用不動産仲介に特化した不動産会社です。投資家ネットワーク、豊富な実績、税理士・弁護士との連携により、オーナー様の多様なニーズに寄り添い、「高く・早く・安心して」売却できる環境を整えています。

「そろそろ手放すタイミングかもしれない」

そう感じたら、まずは無料査定からお気軽にご相談ください。あなたの大切な資産を、後悔のない形で次のステージへと導きます。

この記事を書いた人
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川口 洋平(不動産仲介事業部)

名古屋エリアを中心に、収益物件・事業用不動産(1棟アパート・1棟マンション・ビル・事業用地等)の売買仲介、貸店舗・事務所等の賃貸仲介を担当。居住用・事業用賃貸仲介から、企業不動産の売買・賃貸・管理まで幅広く経験し、物件種別や稼働状況を問わない利活用提案・課題解決を強みとする。
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